忍者ブログ
ZCG
女性向け二次創作小説置き場。 初回【About】必読です。 
[PR] 
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

カイレン/マセレン/レンくん誘い受

ヤってないよ!だってカイトはへたれだもん
レンきゅんなら誘い受けも襲い受けもなんでもいいおいしい






夜中、ソファに座ってぼんやりと雑誌を読み耽っていると、不意に階段が軋む音がして顔を上げる。
静かに、音をさせないように、ドアが押し開かれてレンが向こうから顔を出した。
リビングの明かりに戸惑うように目を細めて片手でごしごしと目を擦る。
俺の顔を見てレンはきまり悪そうに俯くとパジャマの裾からのぞく裸足をぺたぺたと鳴らして入ってきた。

「どうしたの?レン。眠れない?」

読みかけの雑誌をテーブルに置いて腕を伸ばす。
レンはそのまま素直に胸の中に入ってきてきゅ、としがみ付いた。
少しだけ寝癖のついた頭を撫でてあげると顔を上げる。

「うん、ねむれない。カイトは何してるの?」

未だぼんやりと焦点の合わない目で見上げて問う。
ゆっくりとしたリズムで背中を擦ってやりながら答えた。

「雑誌を読んでただけだよ。ホットミルク作ろうか」

うん、と頷くレンをソファに座らせてキッチンへ向かう。
浅いパンを取り出して火に掛けると中を牛乳で満たす。
パンの中でひたひたと白い波が立つ。
沸騰する直前で火を止めて、レン用の小さなマグカップに中身を移した。
ゆっくりと立ち上る湯気と辺りを満たすほのかな甘い香り。
クッションを抱きかかえてうとうとと舟を漕ぐレンの頬をつまんでカップを手渡した。

「はい、熱いから気をつけて」

聞いているのかいないのか、レンは微かに首を動かすとマグカップに口をつける。

「・・・あつッ」

すぐに目をいっぱいに開いて口を離した。

「だから熱いって言ったのに」

レンはぷうと頬を膨らませる。
マグカップを片手にべ、と舌を出した。

「いたい、ヤケドしたかも、見て。カイト兄」

女王様然としてふんぞり返るレンに思わず苦笑を浮かべる。
丸みを帯びた顎に手をかけ上向かせた。
仄赤い室内灯の下でレンの舌先がなまめかしくちらつく。
ちらりともぶれない視線に微かにたじろぐ。
まっすぐにぶつけられる瞳の強い力に気圧されて、負けじと暴力的な衝動が胸の内で暴れる。
ごくり、と自分でも恥ずかしいぐらいの大きな音を立てて喉が鳴った。

「・・・っ、大丈夫、少し赤くなってるだけだよ」

無理やり顔を逸らして、引き剥がすように視線を外す。
レンが小さく溜息を吐いた。

「あ、そ。つまんない。・・・もう寝る、おやすみ。ありがと」

そう言うと俺にマグカップを押し付け、ぴょんとソファから飛び降りてリビングから出て行った。
残されたマグカップにそっと口をつけ独りごちる。

「・・・間接、キス・・・か」

思わず部屋いっぱいに広がる溜息が零れた。

拍手

PR
COMMENTS
この記事にコメントする 
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字NAME:
TITLE:
URL:

MESSAGE:

Pass:[]
TRACKBACKS
この記事にトラックバックする
 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 
カレンダー
05 2026/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
リンク
プロフィール
HN:
相原
性別:
女性
自己紹介:
オタクです、貴腐人です、レイヤーです。
脳内に滾る妄想(主にレンきゅんの痴態^^)をどう処理したらいいのかわかりません。
上部リンクにTwitterアリ。生存確認はこちらでお願いします。
バーコード
にっき
ブログ内検索
アクセス解析
忍者ブログ [PR]
 / Photo by 水珠